寒さがあっても少し弱く感じられるようになってきましたが、冬の季節がようやく終わりに近づいているのでしょうか。二月も終わりの頃となり、少しずつ暖かくなっていってくれればと思っています。
少し前に職場の皆との話を聞いていました。地元にずっと住んでいる方で、もう年齢は七十近くになっています。子供の頃の話を聞いていました。
家の近くには駅があり、東西に抜ける地下道があるようです。子供の頃にそこを通るのがとても怖かったという話でした。小さな頃にそこを通ろうとすると、中に人がいるようでした。よく見ると傷を負った軍人さんだったようです。どうしてもそこを通るのが怖かったのですが、帰りの道で通らなければならなかったようなのです。
私も複雑な気持ちでその話を聞いていましたが、時代というものの厳しさを感じられずにはいられませんでした。苦しい思いや辛い思いをした人の気持ちを分かってあげること、そのことの大切さをあらためて感じるようでした。