2021年04月20日
視野が狭窄とはこのことを言うのでしょうか。短期間であっても集中して行えば感染を抑えられる、それはもっともでしょう。ところがどこが視野狭窄というかといえば、それは国内だけの視点でしかないということです。国内だけしっかり感染を抑えていれば、それだけでは大丈夫ではないんです。
南アフリカの変異株・国内の変異株・南米の変異株・インドの二重三重の変異株、それらを水際で防いでいた国々に対して、我が国に集積させたうえで拡散するということになるのです。つまり、世界中にインドの変異株をそして南米には欧州の変異株を、そしてインドには南米の変異株をという具合です。恐るべき世界的大流行の原因を作ってしまうことになるのです。こんな危険な大会を強行することに意味があるのでしょうか。全責任は我が国にあるのです。委員会などは上手に責任を回避することでしょう。
数年後の延期が叶わないならば、中止せざるを得ないのではないでしょうか。責任ある行動や英断とは、こういうことを言うのではないでしょうか。一人一人がタスキをつなぐことをやめればよいのです。わからずやの中枢・一度決めたら頑として聞かない上層部には、一人一人が徹底して拒否するしか方法はありません。世界的な変異株の大流行を作ってしまえば、数百万の命が失われ賠償額は天文学的な数字となるのですから。