2013年11月07日
今日は朝のうちは雨、午後からは晴れ間ものぞいて爽やかなお天気となりました。11月頃の雨というと、肌寒くて冷たい雨という印象もあるかもしれませんが、なぜか今年の秋は冷たい雨も晩秋の風情のように感じられる気持ちです。朝晩の冷え込みがあっても、日中の日差しは暖かくて雨上がりには爽やかな空気に覆われます。日差しには希望の光りを感じ、木枯らしには春の涼風の名残すらなぜか感じられるこの頃です。
いつもの年のこの季節の頃には、寒さばかりを感じてただ忙しかっただけのような心持でしたが、今年一年は特に季節の移ろいを大切に感じていたことで、少しだけ心が豊かになったのかもしれません。
紅葉が見頃を迎えつつあるこの頃、私は毎日の生活の身近なところで紅葉を発見したりしています。草や木の種類によって、いつ頃どんな風に紅葉が始まっていくのか、銀杏の木や楓が紅葉するのはいつ頃なのか、そんなことを楽しみに生活しています。
季節の趣を探すのはとっても楽しいことなのですが、晩秋の今の時期に見頃を迎えるお花もあることに気がつきました。各地では菊祭りや菊花展が行われているようです。
ガーデニングが好きな私ですが、冬に向けてのこの頃にこんなに菊の花が見事に咲いているということは知らないでいました。菊の花には厚物や管物、江戸菊など種類もとっても豊富で本当に見事で大変驚きました。
どうして気がつかないでいたのかとちょっと不思議にも思うのですが、それは人の心の優しさや思いやり、自分が幸せであることに気がつけなかった頃と少し似ているようにも思います。いつも優しいお友達がいまはそっと教えてくれているようにも感じています。