店長日記

画像: 古い駅前の風景

古い駅前の風景

2014年12月19日

今日もとても寒くなったのですが、明日は雨になり冷たい雨の一日になるのでしょうか。風邪を引かないように、携帯用のカイロも少し多めに使ったほうがよいかなと考えています。
小さな頃に、いろんなところで育てられなければいけなかった自分がいます。厳しい躾をしてくれた恩人もいるのですが、その方の弟さんから聞いていた話です。
兄弟の二人は腕白で外で遊ぶことも多かったのですが、あるとき隣町まで冒険に出て、帰りの道に迷ってしまったそうです。小さな二人は歩けども帰ることができず、疲れ果ててしまっていたようです。そんな時に、お兄さんは持っていた一つの菓子パンを弟さんに食べさせて、自分は何も食べずに帰りの道を探してくれたそうです。
子供心にありがたかったのと、お兄さんはあれほど疲れてお腹がすいていたのに、自分に全部パンをくれたこと。そのことが大人になっても忘れることができず、兄弟の絆を強いものにしてくれているようです。
この話を思い出す度に、中学生にも満たない子供の徳の心に、自分はお兄さんや弟に、何かしてあげられたかなと考える時が今でもあります。愛情や人の心の思いには大きさや深さがあると思うのは、いつの時代も同じことかもしれません。
その方の弟さんとは、最後に駅前の歩道橋で別れたのが最後でしたが、小さな頃の冬の寒いときの光景がいまでも記憶に新しく残っているようです。写真館のあった見慣れていた駅前の風景には、いろんな方の思い出や思いが詰まっていたのかもしれません。
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