店長日記

需要と供給

2021年04月13日

MMTに対して信用できないと思う人も多いようですが、今どうして正しいかということを考えた時に、需要と供給についての関係を考え直してみた方がよさそうです。
まず、国債がこれ以上増えすぎれば、過度なインフレに陥るという理屈を崩すことができます。インフレの原因について取り違えていることを認識しなおせばよいのです。我が国でも戦後の混乱期におこったインフレは圧倒的な供給力の不足にあったことをまず認識してみましょう。企業の工場や市街やお店などがない状況で、国民の生活を支えていかなければならない状況です。物が不足すれば物の値段が上がることは当然のことでしょう。そのうえ外地に出ていた人たちが帰ってくれば、さらに人口が増える状況です。つまり、圧倒的な物不足によるインフレが起こっていて、需要と供給のバランスが大きく崩れていることが分かります。
一つ考えなければならないのは貨幣の増加による需要と供給のバランスのことでしょう。確かに、貨幣が膨大な量に膨れ上がれば、それによってハイパーインフレが起こってしまいそうです。物の値段を釣り上げても売れていくようなら、会社はもっと利益を追求するでしょう。
これらのことを考え合わせてみると、需要と供給の適度なバランスと、経済を成長させるための目標値が必要ともいえそうです。そうなんです、MMTで大切なことは無制限に貨幣を発行することではなくて、インフレ率という目標に沿って行われるべきではと私には思えるのです。
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