店長日記
試金石
2021年07月10日
今回の災禍はいろいろな問題を浮かび上がらせただけでなく、大切な試金石の役割を果たしているようにも思います。なぜ憲法があり我が国が戦争という手段を永久に放棄させられているか、現行の憲法というものがどれだけ独裁的な政権に対して効果を発揮しているかを見ることもできるのではないでしょうか。正確には憲法の違反とならない範囲で作られてきた我が国の法律が、独裁者に対して機能しているかどうかということです。
そういう見方をしてみれば、学問的には非常に貴重な資料を集めることができているのかもしれないなと考えています。特に形骸化しているとはいえ民主主義のもとに選挙を行う体制は、独裁や一部の利権しか考えない団体に対して、ある程度の抑制力を発揮していることは、国民の目から見てもよく分かるものでしょう。
独裁政権は上手くいけば哲人政治にもっていくことができますが、間違った指導者であれば国が滅んでしまうほどです。今回のドタバタを見ていると、我が国の民主主義の枠組みはある程度機能していることに安心感を覚えるようです。
そういう見方をしてみれば、学問的には非常に貴重な資料を集めることができているのかもしれないなと考えています。特に形骸化しているとはいえ民主主義のもとに選挙を行う体制は、独裁や一部の利権しか考えない団体に対して、ある程度の抑制力を発揮していることは、国民の目から見てもよく分かるものでしょう。
独裁政権は上手くいけば哲人政治にもっていくことができますが、間違った指導者であれば国が滅んでしまうほどです。今回のドタバタを見ていると、我が国の民主主義の枠組みはある程度機能していることに安心感を覚えるようです。