店長日記

画像: 菊花の酒

菊花の酒

2013年11月01日

秋らしい涼しい気温の日が続いています。気温は低くて少し肌寒くなっても、日中はまだ日差しが強く、空気が乾燥していてとっても爽やかな秋晴れのお天気です。紅葉も次第に本州を南下していて、関東などの平野部でも今月の後半には楓や銀杏が色づいてきそうです。とっても素敵だし、わくわくしながら毎日過ごしています。
そろそろ菊の花も最盛期を迎えているころでしょうか、花屋さんの店先にも大きな菊の花なども見かけるようになりました。重陽の節供にはお酒に菊の花弁を浮かべて飲むととってもいいことがあるみたいですね。
晩秋の季節の趣や風情に何があるのかなと探していて、紅葉のことを一番の楽しみにしているのですが、ほかにも菊の花が咲いたり、蜜柑や柚子に柿が実ったりといろいろと風情の感じられるものが沢山あるのだということに気が付かされます。
いつもの年だったら、この時期は寒さが日増しに強くなり、クリスマスや年末に向けて、ただただ慌しくなっていくばかりでしたが、ほんの少しだけ日々の生活や季節の移ろいに目を向けるだけで、こんなにも豊かな気持ちで過ごしていけることに驚いています。
そういえば最近は海外などにも、日本の盆栽が理解されたりしています。私はどちらかというと家庭菜園やガーデニングの方が得意だったので、あまり詳しくはないのですが、折を見て盆栽にも興味をもっていけたらと考えています。今の頃は菊花展などもあるようですが、桜や菊の花など日本を代表する花についてももっと理解を深められたらいいなと考えています。
日本には本当は、もっともっと豊かな歴史や文化があるものなんだと気が付かされる毎日です。元気良く咲いた黄色の菊の花は、きっと幸せや幸運を皆のところに運んでくれるものだと思いました。
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