ハイヒールストッキング

今日は朝から曇っていたのですが、気温はそれほど上がらず少し涼しくなってくれました。吹く風には蒸し暑さよりも乾いた心地よさがあり、どこか秋の気配が感じられるような気がしました。日が暮れて日没後になっても風の涼しさがあり、ようやく一息つけるような過ごしやすさがありました。
季節の花では、ここのところあまり見つけることができないのですが、今日は鮮やかな紫色の槿の花を見つけることができました。槿の花は薄い紫色のものが多かったように感じていましたが、今日見た花は濃いめの鮮やかな紫色です。
近くには薄いピンク色の芙蓉の花が咲いていて、柔らかい大きな花弁が夏の終わりごろの風に揺れる様子は、なんともゆったりと優雅な感じがしてきます。
街を歩いていると、日傘をさして歩いているよい年頃のご婦人を見かけることがあります。男性よりはゆったりした速さで、ゆっくりゆっくりと暑さをこらえながら歩いているようです。ふくよかで品の良い服装のご婦人を見かけることがあると、なぜかそよ風に吹かれる優雅な感じの芙蓉の花のイメージが重なることが多くあります。若さとは違うゆったりとした美しさを身につけたご婦人の様子が、そのように思わせてくれるのかもしれません。